JKA
The Japan Kimono
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 日本きもの学会は、きものに関する探究を深めるための学術団体です。きものは、美しさにおいて、また多くの芸術活動や産業活動との結びつきの広さと深さにおいて、わが国の文化の精髄をなすものであります。
 日本人の生活と芸術との深い結びつきの中で発展してきたきものについて、各方面から学究的に探求してその良さを再認識するとともに、きものの普及のための活動をおこなっています。
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日本きもの学会(JKA)

きもの文化塾 2014

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きもの文化塾とは

 会員及び一般人を対象に、要望の高いテーマについて講師と直接対話できる少人数制の「きもの文化塾」を開催しています。

■参加費:
  • 会 員  1回 500円
  • 非会員  1回 1000円

 
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奈良きもの文化塾

2014年(平成26年)09月28日-11月23日
【開催案内】
■テーマ:
「正倉院の染織」連続講座
■講師:
尾形充彦   前正倉院事務所整理室長(専門:古代染織工芸史)
■開催日時:
2014年(平成26年)9月28日−11月23日(全5回/日曜日開催)
  14:00−15:30
■開催場所:
帝塚大学 奈良・学園前キャンパス18号館 18311教室
(〒631-8585 奈良市学園前南3丁目1-3)
■案内:
 日本織物文化研究会設立20周年記念、帝塚山大学創立50周年記念の連続講座「正倉院の染織」を日本きもの学会が共催し、奈良きもの文化塾として開講します。この講座は、第66回正倉院展の前後に5回開催シリーズで開催されます。講師は長く宮内庁正倉院事務所で染織品の調査研究に取り組んでこられた尾形充彦先生で、このたび退官されたのを機に、内部研究者ならではの貴重なお話しを豊富な資料とともにお話しいただくものです。
【聴講レポート】

第2回「正倉院古裂整理の歴史」(10月12日開催)を拝聴して

株式会社川島織物セルコン 織物文化館 松村隆史

 正倉院宝物というかけがえの無い、日本の「たからもの」の整理・修復に携わってこられた現場の声を伺うという貴重な機会を頂戴できたこと、植村先生をはじめ、日本織物文化研究会の皆様に感謝申し上げます。

 決して劣化が回復することの無い染織品。時間を先送りすることの大切さを痛感する中、元禄の時代から数回に亘って、整理・修復されていたお話を伺い、どのように扱い、何処に向って保存・修復するのか、時代時代の英知を集め、最良を選んでこられた方々のご苦労と実績に最大の敬意を感じつつ、拝聴いたしました。そしてその素晴しい宝物19点の復元という大役を弊社に委ねていただけたこと、染めること、織ることに様々な工夫と苦心をし、10年の歳月をかけ、無事お納めできたことに大きな感謝と喜びを感じました。

 このような素晴しい機会を頂戴できましたのも日本きもの学会に参画させていただいてこそです。学会員の方々にお役に立てるよう精進して参ります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 
 
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第7回 大阪きもの文化塾

2014年(平成26年)4月12日   ★終了★
【開催案内】
■テーマ:
お茶屋「島之内 たに川」を見学
■開催日時:
2014年(平成26年)4月12日 13:00−15:00
■開催場所:
お茶屋「島之内 たに川」(大阪市中央区島之内2-4-29)
 地下鉄日本橋駅より徒歩およそ6分
  6番出口を上がり、堺筋を北(車の進む方向)へ
  道頓堀川を越え、大阪信用金庫の角を東(右方向)に曲がって三つ目の角
■費用:
会 員  3500円(茶菓つき)
非会員  4000円(茶菓つき)
■定員:
先着20名(応募多数の場合は、お断りすることもあります)
■参加方法:
「開催案内」に付属の参加申込用紙に記入の上、4月4日までにファックスにてお申込下さい。
■案内:
 第7回大阪きもの文化塾では、大阪・南地花街の伝統を引き継ぐ唯一軒のお茶屋「島之内 たに川」を見学します。芸妓さんの使う衣装や櫛かんざしを見せていただき、お茶屋の女将さんや若旦那に直接お話も伺います。京都とはひと味違う大阪のお座敷文化に触れられる貴重な機会です。どうぞふるってご参加ください。
 
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第22回 きもの文化塾

2014年(平成26年)1月15日   ★終了★
【開催案内】
■テーマ:
「新井淳一の布伝統と創生」作品展を鑑賞
■開催日時:
2014年(平成26年)1月15日 14:00−16:00
■開催場所:
京都精華大学ギャラリーフロール(京都市左京区岩倉木野町137)
■案内:
 好評の「きもの文化塾」、前回(11月14日)見学した伝統的白生地の世界から転じて、京都精華大学ギャラリーフロールにて「新井淳一の布伝統と創生」作品展を鑑賞いたします。新井淳一氏は、近未来の織物の世界を示唆し、前衛的なアートの布を創生するテキスタイルデザイナーとして国の内外で高い評価を得ておられます。新井淳一氏の実作晶を身近に見る機会は稀なことでありますので、衣装の進化を考える上で、私たちの琴線に響くサプライズに期待したいと患います。お誘い合わせの上、是非ご参加下さい。
 なお、鑑賞の当日、京都精華大学の小林昌夫先生が作品展についての概要をご説明くださいます。
能登一彦氏 【開催報告】

初めて見た新井淳一の布の世界

能登一彦

 何時の日だったか、以前にテレビで三宅一生・山本寛斎のファッションショーを観ました。その時のモデルの着ている生地に関心がありました。 私は小巾生地(絹糸使用)で着物を作る仕事に関係していましたので、広巾の生地に特に注目していました。
 モデルさんは皆さん広巾の生地で製作された、光沢の有る硬質でも有り柔らかいミクロの世界をまとっている様子が画面から格好良く見えました。そこでどんな生地だろうかと思っていました。
 そして今回、「第22回きもの文化塾」にて京都精華大学ギャラリーフロールで開催の「新井淳一の布/伝統と創生」展を見る機会を得ました。

熱心に観賞する会員の皆さん

 会場となる京都精華大学の建物はユニークなデザインの建物で、それぞれの館の中の空間を使って作品を飾ってあったのが又良かったです。ギャラリーフロールの2階の部屋で初めにビデオを観ました。
 まず以前に私の観た三宅一生のファッションショーが映り、次に工程が映り出されました。製造工程を知った私は思っていた物とは全く違い驚きました。そこの一室に作品「マワリテメグル」(経二重織)がありました。部屋半面に生地、カーテンが有り光が当てるとキラキラと光り光沢の有る宇宙の一空間にいる感覚になりました。

 作品「プラクシス」(真空蒸気セット)は壁一面に白い布が立体(浮き出し)織りで重なるように張り付いて目を疑うばかりです。

 作品「光輪」(絞り染め)は代表的な絞り染めで大胆かつ色彩(黒、朱、金、銀)が絞りによって放ち作品は目に焼きつきました。

 作品「気根」(縮織)「樹根」(緯三重織)は一度織った布をもう一度根っこの部分だけほぐして見せて立体感を見せるすごく心が動く作品でした。 絹糸生地だったらどうなるだろうと思いました。

 本館青階段吹抜けに作品「輝石」(絞り染め)は1階から5階までの吹抜けに生地が何かによって吹き上げられている感じがします。アルミニウムとナイロンの混合した風合いに絞り染めの色(白、青、緑、紺)が極めたつ上から見下ろすと染色と絞りの縮みのバランスで龍の様にも見えます。

 情報館2階―3階教室にあった作品「銀の渦」(経編み)は階段天井一面に張って有り静寂を感じさせます。

 作品「万華鏡」(絞り、メルトオフ、真空熱転写)の布はさまざまな形に変貌します。
※「真空蒸着」「真空熱写」「スリットヤーン」「メリトオフ」(溶解)などの技法と共に表されています。

感想
小林昌夫先生

 それぞれ素材を活かした織物(生地)をいかにして染、織りの仕方の表現ですばらしい作品として発表出来るのかと思いました。「美的造形性」私の思いの絞り染めで上げた地風味とはまったく違った感覚を覚えました。先生は布を人間の身体を包む「第二の皮膚」として捉えると言っておられますが、まさにその通りだと思います。また主催者は「布のマジシャン」の異名を持つテキスタルプランナーと表現しているところも共感しました。
   (参考資料)会場内キャプション及び作品集
※写真右は、ご案内頂いた京都精華大学の小林昌夫先生

 
 
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